事件簿 窃盗(車上荒らし)
■NO.00005■ 埼玉県・Y子さん(30歳)の投稿
私は去年の春、車上荒らしにあいました。
私は、普段会社に通勤するのに自転車を使っています。なので車はほとんど月極駐車場に止めてあります。(車に乗るのは週に1.2回程度です。)

なぜ車上荒らしにあったのを気が付いたかというと、私の家族はよくスキーに行くのですが、そのときに車を使うのです。そのため、タイヤはスタッドレスタイヤ、屋根には、スキーキャリアがついています。

シーズンOFFになったため、ある日父がタイヤを交換してくれました、その日はキャリアまでは終わらなかったらしく次の日にキャリアを外そうと駐車場へ行き鍵を開けようとしたところ、鍵はすでに開いており、助手席にダッシュボードの中に入っていたものがばらまかれ、運転席・助手席のサンバイザーの間もすべて引っ張り出されていました。

すぐに父から私に電話が入り、状況を知らされました。

はじめ、父は私がなんかの用事でやったことなのかと思ったらしく、私が昨日は車に近づいてないと言うとじゃあ泥棒かもといわれたので、警察に連絡してもらいました。

警察の来てくれる時間を聞いてその時間に私も会社から家に戻りました、警察に指紋採取をしてもらったら軍手のような繊維の跡が出てきました。警察の方はこういう場合たいてい指紋はとれずにこういう跡が出ると言っていました。

また後部座席にティッシュをぶらさげてあるのですがそのティッシュが半分飛び出していました、そういう所に結構お金などを入れている方もいるらしく私の車も探したのでしょう。

このとき、盗まれたものは無かったのですが、運転席側ドアの鍵穴をいじって開けたらしく、ドアの鍵穴が傷ついていました。

今もその鍵穴は直してはいませんがそこを見るたびに今でも気分が悪くなります。

本当に、物騒な世の中になったと思います。今では駐車場の場所も替えて家のそばになったので前よりは多少良くなったのでは・・・と思っています。

 
■ 防犯レスキューからのコメント ■

車上荒らしの被害は、年々増加の一途をたどり、2000年に警察に被害届けを提出した方だけを数えても、全国で約31万件にも上ります。
但し、被害があっても警察に届出をしないケースもありますので、実際の数はまだまだ上と考えてください。

発生件数(車上盗認知件数)

1996年
210,080件
1997年
217,171件
1998年
252,092件
1999年
294,635件
2000年
308,695件
警察白書データ


又、逆に1996年77.9%の検挙率に対して、2000年は50.9%と年々低下の一途をたどっています。


検挙率(車上盗検挙率)

1996年
77.9%
1997年
74.9%
1998年
69.8%
1999年
58.6%
2000年
50.9%
警察白書データ

何故、車上狙いの被害件数が増加したかを考えて見ましょう。

社会が便利になればそれに伴い、車内に
金目の物を置く機会が増加した点も原因として考えられます。
小銭を始め、高速道路のチケットやカード等の金券類、換金性の高い車内のCD・・・・・。

盗まれたとしてもあまり大した金額ではないので、皆さん意外と深く考えずに車内に置かれてる方も多いのではないでしょうか。

1台では大した金額ではなくても、5台・10台・・・・の合計と考えれば話は別です。

金目狙いの犯人の場合、
一晩に多くの犯行を積み重ねる場合が多く、例え車内に置く必要性があったとしても、絶対に車外から見える場所には置かないようにしてください。(置かないことがベストです。)

次に、アルミホイルやコンポ、カーナビゲーション、車内・外問わず以外に高価なものが眠っています。
これらの物を換金すれば、製造番号から検挙につながる場合が多いので盗まれた物が戻って来る確率は少なからずありますが、昨今ではこの手の犯行も組織化してきましたので、海外等に盗難品を売りさばく密売ルートに流された場合は、先ず戻って来ることは期待できないでしょう。

又、犯人が換金せずに盗まれた物を自分の愛車等で使用していたとしたらどうでしょう?
犯人が別件で検挙されたりでもしない限り、これらの物はほとんど戻って来ないのが現状です。

例え盗まれた物が無かったとしても、Y子さんのように鍵穴の損傷、それ以外の場合でも自分の愛車のガラスを割られたり、ドアのこじ開け傷等の被害が存在します。車を修理する金額を請求されて、想像以上の被害を認識する方も多いようです。

車上狙いを100%防止する対策はありません。狙われたら最後です。
但し、狙われないようにする対策を行えば、何もしない場合よりも確実に被害に遭わない確率は上がります。

一つの例として駐車場選びは有効な対策方法です。
Y子さんのように駐車場を替えてみるのも一つの方法でしょう。
車上荒らしの多い駐車場は、犯人にとって狙い易い駐車場と言えます。

これから駐車場を新しく借りる方や、被害に遭われた方、今の駐車場で不安に思われる方はケースに応じて、不動産屋・大家さん・管理者、又は地域の交番のお巡りさんに、
過去の状況を聞いて判断してみるのも良い方法です。

その他の詳しい対策法については、当防犯レスキューの「防犯してますか?」のコーナーで紹介する予定ですので、Y子さん以外の方も参考にしてみてください。


 

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