防犯してますか?

泥棒はここを狙っている!

店舗編A




防犯博士
防犯レスキュー顧問:防犯博士

 店舗などの場合、一般住宅と違い建物の防犯対策だけでは十分とはいえません。

なぜなら店舗の場合、店の人間が売上金を銀行などに預けに行く必要があり、その間を泥棒に狙われる危険性があるからです。

また泥棒からすれば、売上金などの路上での強盗・ひったくりは非常に狙いやすく、「おいしい」仕事といえます。

なぜかといえば・・・


1. 1回の犯行で確実に多額のお金をものにできる。
2. お金を運ぶ時間帯やルートなどはある程度決まっているため、下見をすることで犯行計画を立てやすくなる。
3. 店主や店の従業員(女性の場合もけっこう多い)が1人でお金を運ぶという場合が大半で、成功率が高い。

ということがあげられます。

対策
一般人がひったくり防止のためにする対策とほぼ同じです。

例えば・・・

1. 道を歩く時は人通りの多いところを選ぶ。
2. 車道とは反対側にバッグを持って歩く。
3. ウェストポーチや肩掛けカバンのように、すぐに取られにくいものにお金をしまう。
4. 自転車の場合は前カゴに防犯ネットをつけたり、バッグの上に雑誌などを置いて盗られにくいようにする。
5. バッグに防犯ブザーをつける。またはブザー内蔵の防犯カバンを使用する。
6. 複数の人員でお金を運ぶ。

ということがあげられます。

これに加えて、銀行に行く時間帯やルートをいつもと変えたりするのも一つの方法です。

さて、ここまであげたのは「ひったくり」による盗難を防ぐ対策でしたが、運ぶ金額が多くなる場合などは、犯行手口もさらに悪質で手荒になる可能性が高くなります。

例えば最近は、ピザなどの宅配業者のバイクを狙って集団で襲うケースも増えています。

こうした「強盗」に対抗するには、それなりの準備をする必要があるでしょう。

まずは狙われにくくするために、防犯ブザーを外から見えるようにカバンに取付けたりするなど、見た目から警戒の強さをアピールするのが有効です。

そのうえで、万一強盗に不意に襲われた時のことを考え、相手を撃退できる護身用品を持つこともおすすめします。

 たとえば催涙スプレーはトウガラシの成分でできたOCガスを相手に吹き付けることで、相手は目を開けていられなくなったり、咳き込んだりしてそれ以上攻撃ができなくなります。

ほとんどのものはボタンをプッシュするだけの操作なので、女性にも簡単に扱えるので、安価で効果の高い優れた護身用品といえます。

 また、電圧によるショックで相手の動きを止めるスタンガンも安全な護身用品としてあげられます。

ただ、スタンガンは相手の体に電極部を触れさせなければならないため、どうしても相手と接近する必要があります。そのため相手の攻撃も受けやすくなってしまい、大人数相手の場合や女性が使用する場合にはどうしても不安が残ります。

そのため最近では催涙スプレーが内蔵されたものや、警棒のように伸縮して、離れた相手にも攻撃できるなど、さまざまな機能を内蔵したタイプが増えてきています。

 金融機関や貴金属店などで高額の現金を運ぶ場合には、さらに防刃・防弾チョッキを着用することで安心感が高まります。

 また、今最も注目されているシステムのひとつに、位置情報システムがあります。

これは警備会社が主に提供しているサービスで、携帯情報端末をカバンや車に忍ばせておけば、万一カバンや車を盗まれても端末が発信する電波から現在の場所を確認できるため、非常に高い確率で犯人逮捕につながるというものです。

実際にこのシステムが強盗犯人逮捕の決め手になったというニュースも記憶に新しいところです。1回ごとの位置情報提供料金や月々の使用料はかかりますが、「もし奪われても大丈夫」という安心感が得られることを考えれば、導入するだけの価値はあります。

 たとえ高価で優れた防犯商品があっても、使用する本人が「自分は大丈夫」と油断していては、その効果は半減してしまいます。

日頃から「自分の身は自分で守る」という意識をもって行動することが防犯の第一歩です。


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