防犯してますか?

泥棒はここを狙っている!

自動車盗編B




防犯博士
防犯レスキュー顧問:防犯博士

○自動車盗の手口

 自動車盗難の手口ですが、近年は窃盗団の暗躍により多様な手口で行なわれるようになりました。主に行なわれている手口としては、おおよそ下記の通りです。

1. ピッキング
家の錠前と同様に、工具を用いてピッキングでドアのカギを解錠してしまいます。

2. 合いカギ作成
助手席やトランクのシリンダーを抜いて、その場で合いカギを作成して解錠する方法です。一見手間のかかる作業に思われますが、熟練した窃盗犯であれば10分ほどで合いカギを作成してしまいます。

3. 電気配線の直結
エンジンをスタートさせるための配線を操作してエンジンをかける方法で、自動車の構造に精通した窃盗犯の手口といえます。

4. キーつきの車を待ちぶせして乗り逃げ
キーをつけたまま車から離れる人間を待って、持ち主が離れたスキを狙って素早く乗り逃げる方法です。

5. 窓ガラス破り
窓ガラスの中でも後部座席横の稼動しない小さな窓を破って解錠する方法です。ほかの手口に比べ短時間で解錠できることや、ガラスの修復費用も比較的安価で済むことから、多用されています。

6. 重機を使用しての運搬
レッカー車やクレーン車を使用して、車を解錠することなく持ち去る方法です。主に大規模な犯罪組織によって行なわれます。


対策

上記のような手口に対抗し、各自動車メーカーや防犯機器メーカーもさまざまな対策用品を開発、販売しています。

例えば・・・

1. ハンドルロック
ステアリングやブレーキなどを金属製のバーでロックし、物理的に固定する装置。目立つデザインとカラーを採用しているものが多く外からもよく目立つので、視覚的にも防犯効果が期待できます。

2. 警報装置
振動感知や赤外線感知など、さまざまな感知方式で車の異常を感知したときに警報を鳴らして相手を威かくする装置。進化したタイプとして、無線で離れた場所にいる持ち主に異変を知らせるものもあります。

3. 位置情報探索システム
車両に通信衛星を利用した小型発信機を装備することで、たとえ盗難に遭ってもサービスセンターに問い合わせれば車両の位置がすぐに特定できる装置。最新のシステムではセンターからの遠隔操作により強制的にエンジンをストップさせることもできます。

4. イモビライザー(電子式移動ロック装置)
キーに埋め込まれた電子チップのIDコードと車本体側の制御装置に登録されているコードが一致しないとエンジンが始動しないシステム。たとえその場で合いカギを作ったとしてもエンジンを作動させることはできません。自動車盗の多発しているEUでは1997年より新車への装着が義務付けられていますが、日本では認知度が低いこともあり、まだまだ普及が遅れています。

 キーなしでの自動車盗は全体の約6割と半数を上回っており、通常のロックだけではもはや安全とはいえない時代になっています。泥棒に狙われやすい車種をお持ちの方はぜひ何らかの盗難防止対策をされることをおすすめします。


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